12
DECEMBER 2022
Oggi最新号
●品種の特徴
形が美しくその姿から栗の王様と呼ばれる、大実で甘みのある晩生品種です。
昭和15年に岐阜県山県市大桑で、甘さで定評のある天津甘栗系の中国産品種と、従来の日本産の大粒の山栗を、土田健吉によって交配された品種です。
土田家の家号の「利平治」から「利平」と名付けられました。
樹勢が強く、樹齢が進むと大きさ、食味ともに素晴らしい果実が取れます。栗きんとんで有名な岐阜県にて大変人気があります。
収穫は9月下旬〜10月上旬の晩生品種。
実は大実で22〜25gぐらいになります。
クリタマバチ抵抗性は普通です。
外観は黒褐色で、鬼皮の果頂部にうっすらと毛が生えていて、コロンとして丸みのあるその美しい形から、栗の王様と呼ばれています。果肉は鮮やかな黄色の粘質で、ホクホクとして甘みと香りにとても優れていて美味しいです。
蒸し栗、ゆで栗、焼き栗など、どんな食べ方でもきっと満足させてくれます。ただ、肉質がもろいので加工には向いていません。渋皮煮によく加工される代表的な品種は利平と銀寄です。
栗(くり)は雌雄異花で5月〜6月に開花します。
文房具・ステーショナリー
文具好き必見! 伊藤手帳から、「手帳と一緒に使いたい便利な文房具セット」が発売中。
2022.11.04
2022.11.04
PopularKeywords