金糸と刺繍が見事な西陣袋帯のご紹介です。
この帯に見られる絵柄は正倉院文様でございます。
正倉院文は宝庫である東大寺正倉院の調度品に由来しています。
代表的なものに、獅噛文様、葡萄文様、鳥獣文様、華文様などがあります。
唐、ペルシアなどの影響を受けた図柄が多く異国的でエキゾティックな雰囲気も味わえますね。
華文は日本では奈良時代宮廷で使われていた格式ある文様で最高級の品格を備えており礼装には非常に相応しい絵柄とも言えます。
抑えられた輝きの金糸、アクセントとなる朱の絹糸など大変まとまりのいい袋帯です。
あらゆるフォーマルな席にご使用頂けることと思います。
幅約31cm、長さ約434cm
未着用の美品となります。
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