八女茶の特徴 福岡県八女で有名な八女茶は、味が濃厚で甘味が強く、また苦渋味の少ないことで知られ、八女茶、玉露、煎茶として定着し、昭和37年度以降毎年農林水産大臣賞を受賞しており、高級茶産地として全国的に名声が高まっています。
お茶は美味しいお水が決めて お茶を上手にいれるには、良い水を選ぶことがポイントです。お茶をおいしくしてくれる水はカルシウムやマグネシウム・鉄などの物質が少ない軟水か、わずかな硬水がよいでしょう。市販のミネラルウォーターを使う際にはこの点に注意します。また、水道水のカルキは日本茶のデリケートな香りを損ねてしまいます。水道水を使用するときには、まず水を半日程度汲み置きします。そしてそれを、3分程沸騰させるとカルキ臭がなくなります。沸騰させたお湯は、お茶の種類にあった適温に冷まして使います。上等なお茶ほど適温が低くなります。
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夏の美味しい日本茶 夏は涼しげに冷煎茶を楽しむのも良いですね。冷煎茶に使用する茶葉は深むし茶が適しています。深むし茶は茶葉が細かく破砕されているので、水でも抽出しやすいからです。茶葉はお湯でいれる時よりも少し多めにします。水は冷やしたミネラルウォーターか、水道水ならば一度沸騰させて冷ましたものを用います。水を入れたら茶葉がよく開くまで2〜3分待ちます。お好みで器に氷を入れた上から注ぎます。また冷たい抹茶もおいしいものです。お湯の変わりに冷水を使い、甘味を加えるのも良いでしょう。ガラス製の器を選べば、いっそう涼やかさを演出できます。
玉露は新芽が出る頃、棚を組みワラで覆いをし、直射日光が当たらないようにして栽培します。また、夜露や雨が覆いにかかる事により、藁の零がかかり玉露独特の香気と味を引き出します。茶葉は人の手により1枚1枚摘み取られ製造します。八女地方での玉露生産高は、全国一で高級茶の代表でもあります。
かぶせ茶は、茶の品質を高めるために藁(わら)や寒冷紗などで茶園を覆い育てます。この茶の場合覆いは7〜10日間ぐらい掛けられます。茶葉は摘裁機により収穫されます。茶としては、玉露に次ぐ高級なお茶です。特徴として煎茶の喉ごしと玉露の甘くふくよかな味を兼ね備えたコクのあるお茶です。 深蒸し茶は煎茶の一種で、高温処理をしている為、タンニンの侵出が弱く、高温でも美味しく飲めるお茶です。茶葉が細かく破砕されており、抽出時間や湯加減を気にする必要がないのが特徴です。破砕された茶葉が湯飲みにつく場合は注ぎ口や茶こしに網目の細かい急須を使うと良いでしょう。近年この手軽さが受け、深蒸し茶が人気を呼んでいます。
若芽が成長しすぎて硬くなった葉を原料としているのが番茶です。番茶になる古葉は冬の寒さに耐えるために澱粉などが貯えられます。その成分は熱い湯に溶け出てくる最初の一煎目に多く出てくるときが一番美味しいと言われています。味わいがさっぱりとしていますので、お酒を飲んだ後、スポーツの後など、渇いたのどを潤すのにも最適なお茶です。 |
新芽を蒸して揉みこんで乾燥したものが煎茶です。かぶせ茶のように摘裁機で収穫されるのがほとんどす。飲み口としましては、くどさがないサッパリとした味がひとつの特徴です。
ほうじ茶は苦味や渋味がほとんどないのが特徴です。原料は番茶や茎茶で、高温で炒るため緑色は茶色に変わり、香ばしく、さっぱりした味わいが楽しめます。深炒りの方が味も香りも濃いと言われます。ほうじ茶は様々な料理に合いますが中でも肉料理など油っぽいものに特に合います。
茎茶(白折)は玉露や煎茶の柔らかい先端の茎の部分だけを集めたものです。細長い茶葉の形は青々しい生葉の香りを引き立てた軽い味で、薄い水色が特徴です。お店など販売されている茎茶は、ほとんどが煎茶、玉露、抹茶の途中にできる副産物で、茎茶の風味は、上級煎茶とほとんど変わらない上質な風味です。 玄米茶は番茶に強火で炒った玄米をブレンドしたもので、ほうじ茶ほど味は軽くはなく、下級煎茶の渋味を玄米独特の香ばしさがやさしく包んでくれます。玄米にはビタミンB1が多く含まれており、番茶やほうじ茶同様にカフェインが少ないので夜遅い時間に飲んでも眠れないというような心配がありません。 | |
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