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■ストーリー
「はぁ、全然料理のアイデアが浮かばない…」

私は美祐。料理の専門学校に通っています。
今は卒業制作に向けて案を練っている最中。

テーマは「自分の原点」

でも最近はスランプ中。
昨年、祖母が亡くなってからずっとこの調子だ。

「おばあちゃんが作ってくれた料理は、トクベツだったなぁ」
味はもちろん、心まで温かくなる力があった。
そして私が料理人を目指したのは祖母の影響だ。

「そうだ、おばあちゃんが遺してくれたものの中に何かヒントがあるかも。」
遺品整理をしていると、タンスからメモが落ちてきた。

読んでみると私へ宛てたメッセージがかかれている。

どうやら祖母が生前使用していたレシピノートが、
この部屋に隠されているとのこと。
裏面には、暗号のようなものも書かれており、
それを解かなければノートを見ることすらできないようだ。

生前、料理と同じくらい謎解きも大好きだった祖母からの最後の贈り物。
私はさっそく解いてみることにした。