お支払/送料
【2022.2月 月刊 健友館】
「コメーユはまだ入荷していないよね?」
コメーユは何十ケース入荷してもすぐに売り切れてしまう国産玄米から生まれたこめ油でメーカーの製造が受注に何年も追いつかず、生産力増強のため工場を増築中で現在生産休止となっている。
入荷状況を聞いてくれた方は当店でコメーユを扱う事となったキッカケを作ってもらった大切なお客様だ。
「新しく扱い始めた圧搾一番搾り国産こめ油はコメーユと同じ製法じゃないかしら?」そう聞かれて調べてみるとほとんど変わらない。その内容はこうだ。
江戸時代から続く圧搾製法で作られた、こだわりの国産こめ油です。
米ぬかにはわずか20%の油分しか含まれず、溶剤を使わずに搾れるのはわずかその半分。
自然な製法で搾った国産の米ぬかと米胚芽の豊富な栄養分が凝縮された貴重な食用油です。
精製工程においても蒸気精製法(スチームリファイニング製法)を応用し、完全無溶剤で精製しています。
【圧搾こめ油の特徴】
昔ながらの圧搾製法で製造。米ぬか由来の栄養成分が豊富に含まれています。
【誕生ストーリー】
植物油の搾油方法には「溶剤抽出法」と「圧搾法」があります。
一般に、含油分が少ない原料(菜種、大豆、ごま、こめなど)は有機溶剤(ノルマルヘキサン)を使って抽出し、含油分が多い原料(オリーブなど)は物理的に圧力をかけて油分を搾ります。
ヘキサンは食品添加物の加工助剤として認められており、精製の工程で全て取り除かれますが、より食にこだわるお客様から「溶剤を使っていますか?」「圧搾のこめ油はないのですか?」というお問い合わせが増え、植物油においては、製造方法で油を選ぶ人も増えています。
その中で、圧搾製法のこめ油のニーズの高まりを受け、こめ油専門メーカーとして10年前から開発に着手し、昨年プラントが完成したことから「圧搾一番搾り国産こめ油」の発売に至りました。
関東工場(埼玉県)の圧搾プラントで原油を搾油、本社工場(和歌山県伊都郡)で精製を行います。
日本で消費される植物油の大部分は、菜種油、パーム油、大豆油ですが、これらの原料のほとんどは海外に依存しています。
こめ油の原料は国産の米ぬかであるため、こめ油の供給量増加は自給率の向上につながるといえます。
【手軽にこめ油の栄養】
マイルドでクセがなく、素材の味を生かします。酸化しにくいので、揚げ物やドレッシング、マヨネーズ、炒め物、加熱料理など、あらゆる料理におすすめです。
■炊飯時にこめ油
お米三合に対して小さじ2のこめ油を入れて炊きます。ふっくらツヤツヤおいしくお米が炊けます。
■手作りマヨネーズ
卵黄1、お酢大さじ1、塩小さじ1/2をよく混ぜて、こめ油92gを少しずつ加えながら泡立て器で混ぜます。
■コーヒーにこめ油
いつものコーヒーに少しだけこめ油を入れて栄養をプラス。おいしさはそのままに、まろやかさが増します。