ATOM 1 SAEコネクタを使った製品では、よくある話なんだけど。昔、SAEコネクタを見たときから思ってたけど、このコネクタにはオス/メスがないので極性には気を配る必要があります。特にバッテリに接続する側(電気を供給する側)のケーブルのSAEコネクタは要注意です。通常、車やバイクのバッテリのマイナス側は車体のフレームに繋がっています。SAEコネクタがついたケーブルをバッテリに接続する際、むき出しのピンをマイナスにするのが普通です。理由は簡単で、先に書いた通りフレームはバッテリのマイナスですから、もし、むき出しのピンがプラスだった場合、フレームと接触するとショートすることになります。前置きが長くなりましたが、この製品に付属のケーブルはプラス端子がむき出しになっているので、使っているとフレームと接触していつショートしてもおかしくない状態となります。例え、このケーブルを使わなくても、本体自身が供給側のSAEコネクタにむき出しのプラス端子を期待した作りになっているので、やはり設計側があまり理解せずに作っているように思われます。しかもご丁寧に極性反転用のコネクタが付属しており、絵付きの説明まで付いているのを見ると、これまでに苦情やヒューズを飛ばすような事故が多発していたのが想像できます。でも、本体側の仕様も添付ケーブルも修正していないこから、危険性を理解していないか、理解した後も利益追求のため安全性を軽視しているのだと思います。どっちにしても、良くない製品だと思うので使うのであれば理解した上で使用するか、返品すべき物だと思います。最後に、バッテリ充電用のケーブルのSAEコネクタはプラス側がむき出しになっています。でも普通のバッテリ充電器は賢くてショートしないようにバッテリが接続されるまで出力しないようになっているんですよ。