BOLLINGER 2014 La Grande Annee
ラ・グランダネは偉大な年のみの生産。古樽発酵シャンパーニュとしての地位が確立されています。
ブドウを育む自然、大地と共に生きる栽培家の知識と経験。
そして、ヴィンテージの特徴と果実の可能性を最大限に引き出す醸造技術者の才と技。
この全てが完全なハーモニーを奏でる時、ワインに「偉大な年」と呼ぶにふさわしい味わいとアロマが現れ、ラ・グランダネが生まれます。
伝統製法のオーセンティックな味わいと、確かなプレスティージュの存在感。ラ・グランダネは、ボランジェが誇るクラフツマンシップの結晶です。
創設者であるジャック・ボランジェによって1829年に造られ、その名を冠した名門シャンパーニュ・メゾンです。
生産に必要なブドウの約70%を、シャンパーニュ造りに最良とされるグランクリュとプルミエクリュでおもに構成される160haの自社ブドウ畑から供給しています。
007のジェームスボンドが最も愛したメゾンとして、シャンパン好きにはたまらないブランドのボランジェです。
ノンヴィンでのステータスとしては、クリュグを除いては、ダントツに一番でしょう。
オーク樽での発酵や、カーヴでの長期に渡る熟成など、伝統的な醸造法によって支えられた製品の品質の高さにより、世界的な名声を確立しており、1884年からは英国王室御用達を拝命する希少なメゾンのひとつとなっています。
現在も、設立当時から変わることなくボランジェ一族によって、生産における厳しい基準が保ち続けられ、1992年には、こうしたメゾンが長年守り続けてきた製法と基準を表す“倫理と品質”を『ボランジェ憲章』として発表しました。
継承される伝統によって育まれる、一貫したスタイルとすばらしい品質を誇るシャンパーニュを造り続けています。
マダム・リリィ(自転車に乗ってます)
第二次世界大戦が勃発すると、アルデンヌの森から侵攻したドイツ軍!
あっさりとパリを占拠され、すぐに降伏してしまったフランスは、領土の半分をナチスドイツに占領されました。
毎週35万本ものシャンパンをドイツ軍のために供給するという理不尽な要求をつきつけられたのです。
すべてのボトルには「ドイツ軍用」のスタンプを押すことが義務付けられ、この時期のシャンパン・ハウスはドイツ軍専属と化しました。
対戦中のボランジェ・・・
従業員は引き上げ、トラックや農機具を動かすガソリンが有りません。物資が欠乏していました。
有名なこの写真は、戦時中に自転車で畑を見回るマダム・リリーです。
強い意志を持って、ボランジェを守ってきました。
ボ ラ ン ジ ェ 憲 章
1.ボランジェの畑は70%以上がグランクリュ、プルミエクリュであり、エシェル・デ・クリュ(シャンパーニュ格付けの基準のひとつ、その品質に応じて80%〜100%が定められる)の割合は平均98%と、シャンパーニュのワイナリーの中でも最高クラスの品質を誇る。
2.ボランジェの生産量の3分の2は自社畑のブドウから成り立つ。自社比率がこれだけ高い有名メゾンは、ボランジェの他にひとつしかない。
3.ボランジェのヴィンテージ・シャンパンはピノ・ノワールとシャルドネのみで造られている。ピノ・ノワールの割合は60%を超え、それによってシャンパーニュの充実感と豊かさがもたらされている。
4.ボランジェのヴィンテージ・シャンパンのすべてと、ノン・ヴィンテージ・シャンパンの一部をオーク樽にて樽発酵している、数少ないシャンパン生産者である。そしてフルタイムで樽職人を抱えているメゾンはボランジェだけである。
5.ボランジェのブドウは、個性や特徴を維持する為に個別のクリュごと、ブドウごとに管理されている。発酵も個別に行い、アッサンブラージュされるまでそれぞれ別々に昔からの樽に保管されている。
6.ボランジェのシャンパンは他のワイナリーよりも澱と接触させる期間が長い。高品質のブドウから造られるシャンパンは、澱と接触させる時間が長ければ長いほど豊かさや複雑性を増す。
7.グランクリュ、プルミエクリュのみから造られるリザーヴワインはブドウごと、クリュごと、ヴィンテージごとにコルクで栓をしたマグナムボトルに入れ、個別に熟成させる。
テロワールを重視し、
環境価値の創造に献身的に取り組むこと。
2012年、シャンパーニュメゾンとして初めて、そして農業分野においては2番目の早さでフランス農業食料省による環境保全農業規格 「環境価値重視認証 Haute Valeur Environnementale (HVE) 」を取得。さらに、2014年にはサステナブルなブドウ栽培事業者に与えられる「Viticulture Endurable en Champagne(VEC)」 にシャンパーニュメゾンとして初めて認定されたボランジェは、“環境価値の高いワインの造り手”であり続けることを目標に掲げ、サステナブルなブドウ栽培とワインの醸造を可能にする技術の革新、そして、一切の妥協を排したこだわりの品質の両立に取り組んできました。
Haute Valeur Environnementale(環境価値重視認証)
フランスで2011年からスタートした環境認証。3段階にわかれており、HVEは最も厳しい第三段階にあたる。生物多様性、施肥、病害虫防除、水の管理の4点について指標が設けられている。ボランジェは、自社畑において早くから持続可能な農業に取り組んでいた。2008年から2011年までに除草剤の使用量を75%、殺菌剤の使用量は50%減少させた。すべての畑でセクシャル・コンフュージョンを使用している。また生物多様性を高めるため水源の近くに生垣を設けたり、畑の端に果樹を植える、石壁を修理するなどの対策を実施している。
Viticulture Endurable en Champagne (シャンパーニュのサステナブル認証)
2014年、シャンパーニュ 地方ワイン生産同業委員会(C.I.V.C) により発行されたサステナブル認証。病害虫予防剤使用に関する被害とリスクの抑制、テロワールと生物多様性および景観を保護しその価値を高めること、水の使用・廃水・副産物・廃棄物の責任ある管理、エネルギー問題と気候問題への挑戦に対する取り組みが評価される。
Bollinger La Grande Annee 2014
2014ヴィンテージは、〜ヴィニュロンの知見と忍耐が生きた一年でした。
雨の多い秋と冬を越えて迎えた2014年。
春から夏にかけて、シャンパーニュ地方は乾燥した晴天が続き、6月は半世紀で一番の日照時間を記録しました。
一転して、夏は極めて冷涼で、特に8月は気温が低く、肌寒い日が続きました。ボランジェの自社畑の収穫は9月15日に一斉に始まり、わずか9日間で完了。
収穫には2週間ほどかかるのが一般的であることから、これは記録的に短い作業期間と言えるでしょう。
収穫期に好天に恵まれたおかげで、果実の質と状態が良好に保たれ、完璧な熟成度と酸のバランスをもった良質なマストとなりました。
2014年は、まるでヴィニュロン(栽培家)の忍耐力と判断力を試すかのように、幸運と不運が交互にやってきた年でしたが、結果として、ボランジェではラ・グランダネに相応しいブドウが生産されました。
2014ヴィンテージの醸造
■ピノ・ノワール61% シャルドネ39%
■クリュ:19のクリュから収穫 ピノ・ノワールはアイ、ヴェルズネなど、シャルドネはシュイィ、オワリィなど
グランクリュ79%、プルミエクリュ21%
■キュヴェ(一番搾り)のみを使用し、オークの古樽による一次発酵させてます。
■ボトルにコルク栓を打ち、生産地呼称規定の2倍以上の熟成をさせています。
■ドザージュ:8 g/?
■職人の手作業によるルミュアージュとデゴルジュマンを実現。ハンドメイド
ラ・グランダネ2014の美しいゴールド色の輝きは、ワインの完璧な熟成度と、高い醸造技術の証。
2014ヴィンテージは、奥深さとミネラリティが際立つシャンパーニュです。
繊細なお料理とペアリングして、徐々に表情を変えながら、真の姿を現していくラ・グランダネの多彩な魅力をじっくりと味わうことをお勧めします。
香りはチェリー、レモン、マルメロやベルガモットのフレッシュフルーツの香りに、ヘーゼルナッツやアーモンドが加わり、ビーチやミラベルと共にハーモニーを奏でます。
かすかに香る潮風のニュアンスがアクセントとなり、フルーティーなアロマのブーケに緻密さをもたらしています。
味わいは口に含んだ瞬間に、凝縮感のある豊かな泡と、繊細なテクスチャーに満たされます。
優れたワインだけに現れるデリケートでバランスのとれた酸が美しく、潮風のようなミネラル感が長い余韻を与えます。
フィニッシュに感じるオーチャードフルーツやシトラスの風味がミネラル感と絶妙に重なり合います。
世代を超えて引き継がれてきた職人技とシャンパーニュ造りに関わる全て人の情熱と細部へのこだわりが一本一本のボトルに生きている。
それが、ボランジェ ラ・グランダネです。悶絶必至の旨味がさく裂します。
ストアインフォメーション
オクノクリニックでは初診前にも当院での治療により
改善が見込める症状かどうかを確認するため、事前相談を受け付けております。
お気軽にお問い合わせ下さい。