andy 1 ナタほどの力はないけれど、一般的なサイズや重さの折りたたみナイフにはない頑丈さと重さが絶妙に楽しいナイフです。購入前は、まあ真っ直ぐな刃がついてるのかな?くらいに思っていたのですが、商品写真を良く見て頂くと刃の稜線がカーブしているのがわかるかと思います。先端はスカンジグラインドで強度を重視?してあり、真っ直ぐな部分はホローグラインドとなっています。ホローと言っても元々がかなり分厚いために、一般的なナイフのものとは使い勝手が異なります。焚き火のための枯れ枝を払ったり、適当にバキバキしたり、ちょっとした薪っぽいものをパカンと割ったり。また、ステンレス系の鋼材という事もあって、魚の頭をバンと落としたり、骨つき肉をバコンと割ったり。もちろん刃こぼれ上等ですが、根元のあたりにちょっと残ってくれていれば良いかくらいのそんな雰囲気のものです。釣り糸をサッと切ったり魚を捌く、調理、繊細なフェザースティックといったことには全く向いていません。というわけで、1本目に持つものではないのですが、1本あるととても楽しい相棒になります。そのうち刃が欠けてくるでしょうから、刃の形を変えたりしてみようかなあと思っています。Youtubeにはハードなバトニングをするとグラグラになったとありますが、そんなものはフルタングナイフかナタで行いましょう。もっとこう、微妙な大きさの枝をバキバキする使い方が楽しいのです。あと、意外に使い道があったのがグリップの部分にあるガラスブレーカーです。ガラスは割っていませんが、くるみを叩き割るのに大変重宝しました。まあ、このナイフなら切っ先で抉っても問題なさそうですが、こんな塩梅で他のナイフにはない楽しい雰囲気が伝われば幸いです。追記ホローグラインド部分はよりシャープな刃付けにし、先端部はコンベックスグラインドに研ぎ直してみました。こうしておくと、刃先で焚き木などをグリグリしても刃こぼれせず、何かを削ぎ落とす使い方やフェザースティックを作る際にも使いやすくなります。また、刃が厚く、先端部の刃付けの塩梅から、刺すことは不可能に近いです。そして、刃を仕舞う際に最後までテンションが掛からず戻せます(途中からパタン!としまるタイプではない)。そのため、先端を丸めてしまい、子供に使わせるのも良いかも?と思っています。