DDW 3 DEEP PURPLEのIn Rockの頃から、リッチーの荒々しいパフォーマンスが大好きでした。2016年の”Monster’s of Rock”から察してはいましたが、今回もまるで、町内の老人会主催のロックライヴに、元気の良い息子世代のボーカルがたまたま里帰りしたのでうたってもらいました…といった感じのまったりとした雰囲気。もう一人の救いは、1977-78年当時のデヴィッド?ストーンのテイストを感じさせるイェンス?ヨハンソン。どうしても比較になってしまいますが、現WHITESNAKEのBurnや現DEEP PUPLEのSmoke on the Waterの方が、バンドの音としてワクワクしますよね。せっかくハードロックをやるのであれば、やっぱりギラギラした眼差しのリッチーが、凄腕のバック陣と火花を散らしあいながら、バリバリのギターで競演するような構図で、背筋をゾクゾクとさせる演奏であってほしかったな…というのが率直な感想でした。