●品種の特徴
東魁(とうかい)はヤマモモの中でも特に大きく、大きいものでは約25g、ピンポン玉ほどの大きさにもなります。直径3cmを超える超大粒品種です。酸味が少なく、糖度も高いです。樹勢が強く、病害虫にも強いので、初めてのかたにもおすすめの果樹です。
ヤマモモ全般の特徴
山桃(やまもも)は潮風や公害に強く、病害虫もほとんどつかない丈夫な植物です。根に根粒菌が共生するおかげで窒素分を自給自足するため、肥料要らずでやせ地でも育ちます。植え付け後はほとんど手入れは必要ありません。病害虫に強いので庭木や街路樹、公園樹としても人気です。赤い果実が落果して地面を汚すのを嫌うため、街路樹や学校などに植えられているのはオスのヤマモモが植えられることが多いです。ヤマモモの果実はメスにしかつきませんが、オスの花粉は数キロ飛散するします。そのため、結構近所にヤマモモが植えられているので、メスだけ植えてあればたいてい自然受粉で実がつきます。
幼木期は寒さが苦手ですが、成木では比較的寒さには強く、仙台市や弘前市でも植栽されています。
雌雄異株でメスにしか果実はなりません。