No one knows. 5 巷の噂では、アポクロマート・レンズと言われていたので試しに購入しました。実写では軸上色収差、倍率色収差に依る色滲みは目視では見られませんでした。ただ箱にはアポクロマートの表記は全く無いので、せいぜいアクロマート補正なのでしょう。元来、酷く暗いレンズなので補正はしやすいかと思います。接写で使用した場合でも意外にもシャープですし、10cm 接写リングを併用すると2cmの花が画面一杯に撮影できるし、背景のボケは素直でとても良いです。設計は日本で製造は中国と書いてあります。480mm にするとかなり小型化するので、普段の持ち運びに便利で急な撮影にも応えられる便利さです。スーパーロースピードレンズ(超暗いレンズ)ですが、昨今は超高感度撮影が可能なデジカメが多いのでこの暗いF値も余り問題は無いです。2群4枚構成の単純なレンズ構成との事ですが、鏡筒を引き出すとズーミングでき、実は鏡筒内にはカム構造になっていて、ズーム時に後群が微妙な動きをするのはチープなレンズとは思えない、最近らしい設計だと思います。自分は気に入って2本買ってしまいましたがとても気に入ってます。今回の2本は良かったですが、個体に依る描写のバラツキがあるかもしれませんので、購入を考えている方は、そう言う事を踏まえて欲しいです。レンズに有る三脚座は手持ち撮影の最、角ばっていて手に痛いです。自分は角をヤスリで加工して手に優しく仕上げました。追記このレンズは、顰蹙をかうとは思いますが、敢えて書きますと、「中上級者向きホビー・レンズ」です。初心者の方やAF頼み、AE露出頼みの方々が買って得するレンズではないです。もともとのTマウントに各社カメラのマウントを履かせてニコン、ペンタックスやキヤノン用にする仕様です。Tマウントはタムロンが提唱した望遠鏡用マウントからの流用で、似ていてもM42スクリューマウントとはねじピッチも異なります。使いこなせれば頼りがいもあるし、価格も安く楽しめますが、ある程度自分でなんでもできるような人ではないとこのレンズは使いにくくダメレンズと言われるでしょう。言い換えれば、このレンズは使う人を選ぶレンズです。